沈痛

更新日:2009/05/25

5月24日20時53分。我が家の愛犬が死亡した。

センター着任にあたり日本から連れてきた柴犬「ゆき」。ケニアに来たその日から、すっかり現地に溶け込んだ様子で、現地スタッフにも人気の的だった。

事の発端は5月22日日没後。番犬のジャンポにゆきは腹を咬まれ、そのまま振り回されていた。腹部の重度外傷。手当ての甲斐なく二日後に死亡。死の間際まで歩き、愛想が感じられたその姿は痛々しい。

ケニアの犬社会のルールを軽視してはいけない。しかし、殺されるとは思わなかった。飼い主のわがままで、ゆきには大変悪いことをした。日本に残っていれば死ななかった。我々は一生懺悔せねばなるまい。

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