学振ナイロビの記事が学会誌に掲載されました

更新日:2013/08/29

日本アフリカ学会の学会誌『アフリカ研究』第82号に、当センターの紹介記事が掲載されました。以下の「リンク」よりごらんになれます。

日本はアジアにありながら、アフリカ研究がとても発達している国です。「アフリカ研究」といっても、その内容は考古学、地質学、古生物学、霊長類学、生態学、農学、昆虫学、熱帯医学、文学、言語学、歴史学、地理学、政治経済学、社会学・人類学など、多岐の分野にわたっています。共通しているのは、研究者がアフリカの現地に赴いて資料を集めたり現地調査をしたりして成果をあげてきたという点で、世界的な研究成果も出ています。こうした成果は、1965年に設置され、爾後調査研究拠点として機能してきた当センターがあって可能となったといって過言ではありません。

また、これらの成果につながる研究費のかなりの部分は税金をソースにした科研費から賄われています。こうした成果をひとりでも多くの方々に知っていただくため、当センターは研究者からの寄付によるアフリカ関連書籍(和書・洋書)の所蔵と貸し出しをおこなっているほか、随時「学振ナイロビセミナー」を開催しています。みなさまのご利用をお待ちしております。お気軽にお立ち寄りください。(アクセス地図はこちら

当センターは、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国との国際学術交流の拠点でもあります。学術研究についても、環境、貧困、疫病など、国境を越えた課題(グローバル・イシュー)が多くあげられており、科学者たちもまた国境を越えて共通の課題にとりくむべき時代です。こうした共通課題や調査研究の倫理などについてのグローバルなプラットフォームつくりに貢献していきます。

【リンク】「学振ナイロビ近況」、『アフリカ研究』第82号(2013)

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