更新日:2016/03/03
米国アロー・エレクトロニクス社は、NPO団体Close the Gap および Hoops of Hopeと協力し、使用済み貨物用コンテナを、デジタル設備の備え付けられた教室や保健室に作り変え、アフリカの辺境地域に設置する試みを進めている。“DigiTruck”と名付けられた同施設は、第一陣として、2015年8月、タンザニアのトゥレエニ孤児院に設置され、初公開された。このDigiTruckは、現在、およそ80人のトゥレエニ孤児に、高質で新品のノートパソコンやタブレットを始めとする情報技術設備を用いた教育を提供している。
UNESCOによると、サブサハラでは、1億8200万人を超える成人が読み書きをすることができず、4800万人の若者たちが教育を受けていない。そうした状況において、情報通信技術の導入は、国家の教育や経済の改善にとってきわめて重要である。しかし、現実には、多くのアフリカの国々で、設備にかかる費用、インフラの不整備が、技術導入の大きな壁となっている。
(http://amediaagency.com/arrow-electronics-collaborates-with-nonprofit-close-the-gap-to-help-bridge-the-digital-divide-in-africa/)
2015/11/17