【ケニア・ウガンダ】ケニアとウガンダで内臓リーシュマニア症の経口薬開発が進む 

更新日:2016/06/30

ケニアとウガンダの研究者が、内臓リーシュマニア症(カラアザールとも呼ばれる)の新薬開発に尽力している。内臓 リーシュマニア症は、アフリカで毎年4万人もの犠牲者を出し、寄生虫病の中でマラリアに次いで死者数の多い、顧みられない熱帯病のひとつである。ケニア中 央医学研究所(KEMRI)とマケレレ大学は、短期間の投与で高い効果がみられ、且つ安全で、低価格な経口薬の開発に共同で取り組む。

現在もっとも普及している薬は、sodium stibogluconate(スチボグルコン酸ナトリウム)とparomomycin(パロモマイシン)だが、17日間毎日病院へ通い注射を打たなくて はならないうえ、一連の投与には44米ドル〜378米ドルものコストがかかり、人びとにとって手軽に受けられる治療ではない。
現在開発中の新薬は、こうした難点を大幅に改善することが期待されており、開発が成功すれば、多くの貧しい患者を救うことができるようになる。
2016/4/28
The EastAfrican:Kenya, Uganda to develop oral drug to treat kala-azar
(http://www.theeastafrican.co.ke/scienceandhealth/Kenya-and-Uganda-to-develop-oral-drug-to-treat-kala-azar/-/3073694/3180210/-/eaos12/-/index.html)

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