国民投票迫る

更新日:2010/07/25

8月4日の投票日まで2週間を切り、先日は日本大使館で安全対策説明会が開催されました。

今回の国民投票は、先の大統領選挙のような明確な利権争いの色彩は薄く、当時のような騒乱に陥る可能性は低いと考えられます。一方で、5月には当センターに隣接するナイロビ大学で学生による暴動が発生して大学が一時閉鎖、6月にはウフルパークで爆発が起こるなど、不安要因もあります。突発的に治安状況が急変することを常に考えておく必要があるお国柄、先日の大使館説明会での一般的注意に含まれる、避難場所の確保、食料等の備蓄、緊急時連絡先の確認等は、国民投票前後に限らず実行しておこうと思います。備えあれば憂いなし。

日本の夏休み時期に入り、現地調査をなさる研究者がちらほら当センターにも顔を出して下さるようになりました。それでもまだ、例年に比べて少ない印象です。当センターの業務の支障にならないかと遠慮なさって、こちらにお立ち寄りにならない研究者も多いようです。以前の記事にも書いたかもしれませんが、日本人研究者あってこその当センターです。ぜひ遠慮なくお越しくださいませ。

大使館のご厚意で、1か月程度の短期滞在の研究者にも、SMSや電子メールを通じて、大使館から直接治安情報を配信していただくことが可能になりました。特にSMSでは、事件発生後即座に情報が配信され、大変有益です。今年に入ってからの例では、ジャミアモスクでの暴動、ナイロビ大学での暴動、そしてウフルパークの爆発等の情報が、発生直後に入り、意図的に当該地域の通行を避けることができました。当センターにご一報いただければ、大使館に連絡先の登録追加をお願いします。登録された方は、帰国時に登録抹消が必要になりますので、帰国のご連絡を忘れないよう、ご注意ください。

当センターのスタッフは昨年と全く変わらず元気にやっております。8月、9月にはたくさんの訪問者がいらっしゃるものと、従業員一同手ぐすねを引いてお待ちしております。

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